鳥取不動産 ライフエステート ★不動産売却時に火災保険を解約する手続きの流れや注意点を解説！
住宅ローンを利用して一戸建てやマンションを購入した際は、火災保険への加入が義務付けられています。
契約期間分の保険料は一括で先払いする形が一般的です。
しかし途中で不動産を売却した場合、すでに払い込み済みの保険料はいったいどうなるのでしょうか。
今回は不動産売却時に火災保険を解約する手続きや返金の有無、解約前の効果的な活用方法について解説します。
不動産売却時に火災保険を解約する手続きの流れは？
火災保険を解約する流れは、以下のとおりです。
●保険会社に解約の旨を連絡する
●解約関連の書類を返送する
まず加入者本人が保険会社に連絡する必要があります。
その後、保険会社から送られてくる解約関連の書類に必要事項を記載して返送すれば、解約手続きは完了です。
ただし火災保険を解約するタイミングには気を付けましょう。
売買契約の締結から買主へ不動産を引き渡すまでには、約1か月の期間が空きます。
引き渡し前に火災保険を解約して自然災害で家が破損した場合、保険は使えないので自己負担で修繕しなければなりません。
安全を担保する意味でも、火災保険の解約手続きは引き渡し後におこなうことをおすすめします。
不動産売却時に火災保険を解約したら返金される？
火災保険を契約期間途中で解約した場合は以下の条件を満たしていれば、すでに払い込み済みの保険料は返金されます。
●長期一括契約を結んでいる
●解約時に契約期間が残っている
もし解約時に契約期間が1か月未満の場合は返金されないため、注意が必要です。
それでは火災保険を途中解約すると、いくら戻ってくるのでしょうか。
返金額は「支払い済みの保険料×未経過料率」で計算可能ですが、未経過料率は保険会社によって異なります。
正確な数字を知りたい場合は、契約している保険会社に問い合わせましょう。
不動産売却における解約前に火災保険を有効活用する方法とは？
火災保険は火災だけではなく、風害や水害などによる破損も対象です。
もしこれらの災害によって壊れている部分がある場合は、火災保険解約前に保険で修繕することをおすすめします。
きれいに修理が完了した状態で売り出せば、より高く売れる可能性があります。
また引き渡し後に万が一隠れた不具合が見つかった場合は売主責任が問われて賠償しなければなりませんが、火災保険の解約前に保険を活用して修理をしておけばトラブルを未然に防げるでしょう。
まとめ
不動産売却時に火災保険を解約する最適なタイミングは、物件の引き渡し後です。
自然災害による破損箇所があれば、火災保険解約前に保険を使って修繕することをおすすめします。
また契約期間が1か月以上残っている場合は保険料の一部が返金されますが、解約するには加入者本人が保険会社に連絡する必要があります。
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