
鳥取市(不動産購入)★不動産購入時に知っておきたい防犯のコツ
けれど、設備だけでは「完璧な安全」は保証できません。
防犯を考える上で大切なのは、設備・環境・地域とのつながり・日常の意識の4つをバランスよく備えることです。
今回は、不動産を購入する方に知っておいていただきたい「防犯対策の本質」についてお伝えします。

■ セキュリティ設備は“道具”であって“完全防御”ではない
「設備がある=安全」ではなく、「設備を正しく使う=防犯になる」と考えるのが大切です。
■ 鳥取市での防犯施策:制度・地域活動が後押しする安心のまちづくり
鳥取市では、防犯環境を整えるためさまざまな制度や取り組みを実施しています。
家を購入する際の防犯対策を考えるなら、こういった市の支援策も活用するといいでしょう。
〇防犯機器購入補助金制度
鳥取市では、「犯罪から市民を守る防犯機器購入補助金」が利用できます。
住宅に防犯カメラやセンサーライト、カメラ付きドアホンを設置する際、要件を満たせば補助金の申請が可能です。
(住宅敷地内・屋外設置、録画機能付き機器など条件あり)
この制度を活用すると、導入コストの負担を軽くしながら防犯対策を強化できます。
〇防犯灯(街灯・街路灯)事業
鳥取市では、夜間の視認性を上げるために防犯灯の設置・管理も進めています。
暗い道が少なくなることで、住民の歩行時や夜間の安心感が高まり、犯罪の抑止にもつながります。
〇自主防犯活動団体の支援
地域コミュニティで防犯パトロールをしたり、防犯意識を高める啓発活動を行っている団体があります。
市はこういった団体に対して補助を出したり、装備(ベスト・キャップ等)の支給を行ったりして、地域ぐるみの見守り活動を支えています。
また、鳥取県防犯連合会も、地域の防犯団体の育成や防犯活動の支援を行っており、「みんなでつくろう安心の街」を合言葉に各種活動を推進しています。
セキュリティ設備を導入しても、立地や周辺環境によっては防犯効果が薄くなることもあります。
特に鳥取県のように、自然が豊かで静かな住宅街や山間部の集落では、
「夜になると人通りがほとんどなくなる」「街灯が少ない」などの環境が多く見られます。
そのような場所では、
・センサーライトを複数設置する
・雨戸や面格子で窓からの侵入を防ぐ
・隣近所とのあいさつ・声かけを習慣にする
といった、人の目と地域のつながりを活かした防犯がとても有効です。
防犯カメラよりも、地域全体での「見守り」が大きな抑止力になることもあります。
■ 不動産購入時にチェックしたい防犯ポイント
不動産を購入する際には、物件の内覧時に次のようなポイントも確認しておくと安心です。
1.周辺の通りの明るさや人通り
→夜間に下見してみるのがおすすめです。
2.玄関・窓の位置と構造
→ 通りから死角になっていないか確認
3.隣家との距離
→近すぎるとトラブル、離れすぎると孤立のリスクがあります。
4.警察署・交番までの距離
→緊急時の安心感にもつながります。
物件の設備ばかりでなく、「環境そのものの安全性」を確かめることが大切です。
■ 防犯は“設備 × 意識 × 地域のつながり”
防犯対策で本当に大切なのは、
「最新設備」よりも 住む人の意識と地域との関係性 です。
・家の鍵を必ずかける習慣
・郵便受けをこまめに確認して留守を悟らせない
・近所とのコミュニケーションを大切にする
こうした日常の行動が、どんな高性能な設備よりも大きな防犯力になります。
~ まとめ~
不動産購入の際は、セキュリティ設備の性能だけでなく、
「その設備をどう活かすか」「地域でどう安全を守るか」 という視点も持っておきましょう。
鳥取市では、防犯機器購入補助金、防犯灯整備、自主防犯団体支援など地域の制度も整えられており、これらをうまく活用することで防犯力を高められます。
新居購入を考えている方は、設備に頼るだけでなく、「周囲環境・地域コミュニティ・制度」も含めてトータルで防犯を考えてみてくださいね。
